姜小青 ときどき日記 2005年5月6日(金)

いよいよ明日が本番の日です。今夜、ST.lgnatius Churchの中でリハーサルをします。2千人も入れる全米でもこれぐらい大きな教会は指で数えるぐらいしかないという程の大きさなので生音だけで大丈夫かな?

午前中、大学時代の先輩であり元中央民族楽団で母の同僚でもあった、琵琶奏者劉和成さんとソウナ奏者の余章さんがサンフランシスコの名所フィッシャーマンズ・ワーフを案内してくれました。ピア39の埠頭からゴールデン・ゲート・ブリッジやアルカトラズ島などが望め、すばらしい風景でした。特に桟橋からはドックの上にたくさんのアザラシが寝そべっているのを見ると、とても愉快な気分になりました。そういえば19年前にも来たことを思い出しました。劉さんと余さんは何年か前にアメリカに移住し、7年前に中央民族楽団の来日公演の時に会って以来久しぶりの再会でしたので、凄く楽しかったわ(^O^)/

フィッシャーマンズ・ワーフで名物を食べました。

ピア39埠頭で

さて、ホテルに戻り、先生から借りた古箏のチューニングなどであっという間に出発の時間となりました。

ST.lgnatius Churchに入り、リハーサルが始まる前にちょっとしたハプニングがありました。実は今回のコンサートにはモンゴル出身の馬頭琴奏者も来る予定でしたが、ビザの関係で来られなくなった為に、生徒の岡本さんが代わりに来てくれました。コンサートのオープニングで古箏楽団の生徒さんたちの演奏に急遽馬頭琴も入ることになったわけです。

ところが馬頭琴のキーはEb(Eフラット)ですから、古箏の方が調弦を変えて合わせるしかありませんでした。先生も大変困ってしまった…だって25台の古箏を調弦し直すのは大変な作業なのです。こういう時こそ先生のお役にたたなくちゃ(^.^)b

「劉先生、大丈夫です。私に任せてください。」

かくして25台の古箏を先生と一緒にもくもく転調する作業に入りました。この時に日本での経験がとても役にたった気がしたんです!転調するのは私にとって結構な得意な分野かもしれませんね(^^)v

私は20台ぐらい調弦したのかな…?思ったよりもあっという間に終わり、リハーサルに間に合いました。

ST.lgnatius Churchでのリハーサル。デジカメで撮った写真は整理してから改めて載せます。

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