姜小青 ときどき日記 2005年2月8日(火)

曇り雨の今日は中国では旧暦の大晦日です。西暦より一ヵ月以上遅れてますが、中国人にとっては一年中でもっとも大きなお祭りなんです。

昔から大晦日の日は家族全員が集まります。地方で働く人もどんなに遠くても帰って来て一緒にご馳走を作ったりして、お正月TV番組「春節聯歓晩会」を楽しみました。「春節聯歓晩会」は日本の「NHK紅白歌合戦」のような番組ですが、中国の場合は歌だけではなく、夜の7時ごろから歌、踊り、楽器の演奏、お笑い、各地方の劇、雑技などなど本当に盛り沢山です!

年越しの鐘が鳴ると事前に作った水餃子を食べます。日本では年越しそばを食べますが、中国では餃子なんですよ。そのたくさんの餃子の中に一個だけ具が違うものがあります。それが当たった人は宝くじが当たったようにラッキーな人となります。外で爆竹をするのももう一つの楽しみでしたね!

しかし最近の北京でいろんな風習が変わって来ました。町の中ではもちろん爆竹が禁止となり、昔のようにかならずと言っていい程の「春節聯歓晩会」を観ることもどうでもよくなった傾向です。家族全員で手料理を作るのも減って来て、外のレストランで食事するようになりました。先日、北京から帰った友人の話によると大晦日のレストランは一ヵ月ぐらい前から予約しないと入れない状況となっているとのことでした。中国も変わってきましたね!日本に長く居ると、ときどき帰った時にたくさんのことで驚いたり、刺激を感じさせられます。

今頃の中国に帰りたいものです。でも私は東京にいますから、昔の習慣で今夜の「春節聯歓晩会」をSKY PerfecTVで観る予定です(^O^)

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