姜小青 ときどき日記 2006年9月18日(月)

残暑がきびしく感じていたら、気温が急に下がって、先週の一週間は突然の寒さに体がびっくりしていました(^O^) このところちょっと風邪ぎみかな…


おとといの萬福寺、そして昨夜の廣智寺でのコンサートは、とてもとても楽しく演奏ができました。

萬福寺のコンサートでは雨の心配があった為、コンサート会場は当初予定していた月台から境内の法堂(ほっとう)前に特別に作ったステージに変更になっての開催となりました。

でも、夕方になると黒い雲がどんどん遠ざかって行き、さわやかな秋の風が境内を吹き抜ける中で、コンサートが始まりました。私たちのコンサート前に、先ず十五人ほどの僧侶がゆったりとした中国風の読経「ぼんばい」を唱え始めました。法堂の中で出番を待っていた私は、「ぼんばい」を聞き、とても落ち着いた気持ちでステージに向かいました。

この中国風の建物が立ち並ぶ境内の中、900人ものお客様の吐息も感じるぐらい静かな夜空に私たちの音だけが高く響き渡り、会場からの大きな拍手に包まれました。二時間のコンサートでしたがあっという間に終わった感じでした。大好きなお月さまはお顔が隠れていましたが、私たちの演奏をきっと見守ってくれたような気がします。

この素敵な思い出を作って下さったお寺の和尚さんたちに、コンサートに関わってくれたスターフの方たちに、そして、コンサートにお越し下さったお客様たちに感謝の気持ちがいっぱいです。ありがとう。

萬福寺の境内ではこのような大きな蓮の花があちこちに見られます。

萬福寺に到着して間もなく、和尚さんがお茶室にご案内してくださいました。美味しい煎茶を頂き、幸福な一時でした。

馬さんのセッティングの間を利用して、何度も来た事がある萬福寺ですが今日は初めて境内を散歩しました。

法要も拝見できて、また境内を歩きながら、300年前に隠元和尚が来日した時の事を想像しながら、9月16日の今日、実は私も初めて日本に来た日であります。

境内を歩くと、中国にいるのか?日本にいるのか?時々、不思議に感じるのは何故でしょう!

リハーサル風景


9月17日の廣智寺

玄関のところに住職の奥様がいけたお花です(^O^)

毎年この時期になると秋のコンサートをさせていただいています。住職さんの話によると今年で10回目だそうです。

以前はこの池の上に特設ステージを作って演奏していました。でも雨の心配や湿度の問題もあり、奥の部屋の柱を撤去して、このようにすてきなお部屋を作ってくださいました。

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