姜小青 ときどき日記 2006年2月10日(金)

ただいま、東京!

「琴姫」がアメリカ・ツアーから元気で帰ってきました。1月30日に日本を離れてから、約10日間ぐらいの旅でしたがあまりにもいろんな出来事があって、一ヵ月以上アメリカにいたような気がします。

うれしいこともたくさんありましたが、事故と言うか事件もありました。まず馬場さんの日本琴が壊れました。演奏に支障はなかったのですが、楽器には大きなひびが入ってしまいました。また私はニューヨークからマイアミに着いたとき、空港でスーツケースが行方不明になってしまいました。結局、夜中の二時になりやっと荷物が見つかったとのことで、スタッフが空港までに走ってくれました。見つからなかったらどうなってたでしょうね?あとになって本当に焦りました。

でも、これでまだ終わったわけではありませんでした。誰にも予想できなかった事が起きてたのです。やっと安全に成田に着いたと思ったら、なんと私のスーツケースの錠が壊されて口があいてるではありませんか!赤いベルトでしばっていたので、なんとか中身を支えているという状態だったんです。本当に悲しい!中身が無事だったのは不幸中の幸いでしたけど・・・。

いいこともいっぱいありました。「琴姫」のコンサートがアメリカの人たちにこんなに受け入れるとは、ちょっと予想外でした。各地のコンサートの最後にはスタンディング・オベイションとなり、大変に盛り上がりました

また、現地の日本人や韓国人、そして中国人のみなさんにも大変に歓迎され、 「琴姫」として本当にすばらしい体験となりました。それとオフの日にニューヨークの伯母さんの家を尋ねて、従弟に9.11の現場を案内されたり、坂本龍一さんのスタジオに遊びに行ったりして、18年ぶりのニューヨークでは相変わらずの大都会の尊厳に魅せられました。

さて、眠気がまた襲ってきましたわ(-_-)zz「琴姫」のアメリカツアー報告は、またご期待してください…!

ボランティアでお世話になった現地の日本人市村愛子様と。

終演後、楽器を中心に移動し、JICCのスタッフたちと集合写真。

ワシントンのJICCでのコンサートに中国大使夫人と日本大使夫人もお越しくださいまして、終演後、みんなで写真撮影しました。日中関係がちょっと緊張している今、両国の大使夫人がこのように一緒に来られることは大変珍しいと現地の関係者に言われました。また中国大使館からは一級のシェフが超美味しいお料理をレセプションのために作ってくださいました。2月1日は中国ではまだお正月の最中だから!ふるさとから離れた遠い異国で心暖まる一時でした。

ワシントンで泊まったホテルの前。

ホワイトハウスにわずか5分で行ける、大変静かな場所でした。

マンハッタンにある坂本さんのスタジオへ遊びに行き、久しぶりに昔話で盛り上がりました。

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