姜小青 ときどき日記 2006年3月22日(水)

11時まで空港は閉鎖のままと連絡がありましたが、私たちは2時までに飛行機が飛ばないと今夜のウラジオストクでのコンサートには間に合いません。こうなったら、心配しても仕方がないので部屋で古箏の練習を始めた!

12時半ごろに突然、電話が鳴りました。

「緊急連絡です、ただいま飛行機が飛び始まった…(^O^)急いで出発しましょう!」とスタッフの伊東さんからの興奮した電話でした。まるでこの国から脱出するような、遅れたらとり残されてしまうような気分でした。急いで古箏を片付けたんだけど、いつもより何倍も早かった!これって火事場の馬鹿力というものかしら(^O^)

バスに乗ってから、廣幡さんに全員のパスポートを渡し、空港に着いた時の段取りなど話し合っていました。

でも空港が近付くにつれ道路が混んで来て、バス停にはなかなか着くことができないので廣幡さんは全員のパスポートを持って、空港の建物へと雪の上を走り出しました。さすが野球少年の廣幡さん、足が早い!バスの中にいるお姉さんたちが黄色い声援を掛けていました(^O^)

5人の荷物は楽器を含め、なんど16個口もあって、その手続きをするだけで結構時間がかかりました。でも廣幡さんやロシア人スタッフのお陰で無事に飛行機に乗ることができました。

2時5分、ウラジオストクへ飛び立った瞬間は本当に感無量でした。

「セーフ!これでコンサートに間に合いますね!」とみんなで話し合っていました。


ウラジオストクの町は坂が多くて上ったり下がったりの道が続いていました。サハリンでは道を見たことがなく、いつも何処でも白い雪でした。ウラジオストクはサハリンよりだいぶ暖かいようで、それでも2、3℃ぐらいだでしょうか。このまちは小さなサンフランシスコとも呼ばれますが、大都会のように見えました。

空港から1時間のバスの中、道のせいか、急いでいたからか、すごく揺れを感じ、わたしは少し車に酔いました。でも会場に着くと楽器のセッティングや音響、照明のチェック、また通訳との打ち合せがあるので、時間のない私たちはバスの中で、化粧やヘアアップをしていました。

チャイナ服やチマチョゴリにはあまり時間がかかりませんが、着物は着替える時間が結構必要です。いつも上品な馬場さんでも、本当にバスの中で着替えもしてみたいわとヘアをアップしながら呟いていました。

アンダーグランド劇場に無事に到着しました。

和やかなステージです。

コンサートに間に合って本当にホットした私たち。

無事にコンサートに間に合って、出演ができたことは、全員にとって、何よりうれしかったです。

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