姜小青 ときどき日記 2011年4月13日(水)

東日本大地震は広範囲に渡って想像を絶する被害をもたらし、被害を受けられた方々の事を考えると本当に心が痛みます。悪夢のような日から一ヶ月が経った今、更に福島第一原発事故が最悪のレベル7と引き上げられ、不安な気持ちがいっぱいです。いつになったら、落ち着くのだろうか?

こういう中でも、桜はいつもと変わらずに美しく咲き、ひとときの慰めを与えてくれましたが、例年なら浮き立つ気持ちも、今年は寂しさを感じました。


先月の大地震の日から毎日のように、両親から心配する電話とメールがきていました。ちょうどコンサートも中止となったことだし、せめて元気な姿を両親に見せれば安心してくれるでしょうと、十日間ぐらい北京に帰ることにしました。いつもの帰国と違ってワクワク感はなく、日本の事をずっと気にしながら北京での日々を送りました。


日本に住んでいないと、海外での原発の報道を聞く限りでは、今の日本は相当危ない状況に思われます!友人や親戚一同、またニューヨークの叔父さんと叔母さんも(アメリカでの報道は中国以上に深刻のよう)しばらく中国にいたら…のアドバイスが多かった!もちろん一番心配してくれる両親の気持ちもよく分かります。

日本に戻る日は両親が空港まで送ってくれて、まるで娘を戦場に送り出すように気が重そうな雰囲気でした。心配そうな母を見てると、「大丈夫よ!しっかり気をつけるから、安心してね」と、ずっと両親を励ました(笑)

被災者でなくとも、哀しみ、不安に包まれている今、私が役に立てるのは、音楽でしかありません。いつも通りに元気を出して、音楽に専念し、がんばります。

さて、6月3日(金)第六回のフレンドリーコンサートに向けて、着々と準備しています。

今回は、私の仲間「ユニット悠風」の全員が出演、スペシャルゲストには二胡の賈鵬芳(ジャー パンファン)さんを迎えて、息の合ったハーモニーをお聴きいただきます。

いつも以上に心を込めた演奏が皆さまに届くように〜皆さまのご来場をお待ちしています(^O^)/

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