姜小青 ときどき日記 2011年3月21日(月)

地震の日から、十日が経過しました。被災地の皆さまの映像が流れると、涙腺が刺激されたかのように涙があふれます。一日も早い復興を心から願っています。平和ないつもの日本に戻ってほしいです。

地震以来、たくさんのイベントやコンサートが中止となり、余震を感じながら、不安な日々を過ごしています。こんな時に私は何が出来るのか?つい、真剣に考えたりして…。

あの大地震が発生した11日の事をつい昨日の事のように思い出します。

その日は仮歌収録のため、青山にあるMr.Musicのスタジオに向かっていました。14時44分に地下鉄から降り、改札口を出たところで大きな揺れが来ました!地下のお店のシャッターがガタガタと音を発てて、揺れています。まわりの人たちと駆け足で地上に上がりました。

地上に出た私はちゃんと立っていられないほど揺れが強く、目の前の高層ビルが左右に揺れているのを見て本当に恐怖を感じ、しばらくじっとして動けなかった!

スタジオは地下にありますが、エレベーターも止まってるので、3階の会議室に案内され、社員の皆さんとテレビ中継をずっと見つめていました。その間も余震がずっと続いていました。

二時間後、少し落ち着いた頃、地下に行って録ろうかと、復活したエレベーターに乗り、地下のスタジオに入りましたf^_^;

映画のワンシーンのように、余震を感じながらもなんとか無事にレコーディングしました。


久しぶりにサントリーウーロン茶の訳詞をし、仮歌を録りました。

プロデューサの渡辺さんと。


電車も地下鉄も全部止まっていたため、Mr.Musicの車で送っていただく事になりました。普段だと私の家まで3、40分しかかからない距離なのに、夜の6時半に出発し、家に到着したのは翌日午前の二時半でした!なんと8時間の乗車でした!


自宅では飾り物が斜めになったり落ちたりした程度で、地震の被害はあまり感じなかった。東京の震度は五強でしたが、今回の地震で日本の建物の耐震性が証明されました。

太陽・月・風ツアーの最終日は、地震の二日目、広島で行われました。道路の込み合いにより、前日に到着するはずの古箏やりみちゃんの笛、楽譜などが届かず、私は急遽自宅から古箏を抱きかかえて新幹線に乗りました。

開場30分前に楽器などが届き、スタッフの皆さんが急いでスタンドを取り替えてくれました。

わざわざ沖縄から新良幸人さんが駆け付けてくださいました。ツアーの最終日、いろんな事がありましたが、コンサートを聴いたお客様から、こんな大変な時に来てくれた事を感激した、勇気をもらえたなど〜

中止しなくて、やってよかったなぁ〜出演者、スタッフ一同、本当にうれしかった。


予定していた18日の沖縄音楽祭は地震のため、中止となりましたが、夏川りみさんとのNHK沖縄放送局での収録があって、沖縄にやって来ました。

古謝美佐子さんもゲストで出演しました。

収録終了後。手前から、下地勇さん、私、夏川りみちゃん、醍醐さん、そして新良幸人さん。

南の暖かい風に吹かれながら、地元の人々の笑顔に癒されています。

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