姜小青 ときどき日記 2004年11月15日(月)

今日から三日間、佐久市、府中、つくばの三ヶ所で神津善行先生の音楽教室に出演します。今回、六華仙の中国人メンバーを加えて、19日の六華仙リサイタルのためにわざわざ上海から来られた笙の演奏家翁鎮發先生も一緒です。二年前に上海でのイベント以来、本当に久しぶりの共演です。日本では笙と言うとすぐ雅楽と結び付きますが、中国の笙は箏と同じ、大変古くから伝わってきた楽器です。でも中国のほうは時代とともに改良してきました。実はたくさんの民族楽器の中、一文字の楽器こそ、本来中国で生まれたものです。例えば〔琴〕〔笙〕〔箏〕〔簫)など全部二千年前に生まれた楽器ですが現代では、古代のものを表すために古いと言う字を付け加えて、古箏になったり、古琴になっています…もちろん一文字でも通じます。でもよく考えたら、私が使っている21弦の古箏なんか、歴史は古いですが今の形になってからまだ50年にも満たないんですね。古箏と言うより新箏に変えるべきかも…。日本では中国笙の奏者と言うとあの愉快な仲間銭騰浩さんですね。いつも“笙(しょう)がないです”…と言いながら会場を笑わせくれます。

笙の演奏家 翁鎮發先生です。

今日の会場は佐久平駅の側にある佐久勤労者福祉会館でした。

40分ぐらいの公演でしたが、翁先生の演奏を聞いて久しぶりに感動と興奮を味わいました。素晴らしいテクニックの上、豊かな表現力の持ち主です!感動しました。勉強にもなりました。明日も楽しみです!

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