姜小青 フォトギャラリー

琴姫アメリカ公演  2006年2月

ワシントン編

成田空港から旅立つ琴姫

成田空港から約11時間程ののフライトを終え、テキサス州のダラスに着き、ここで国内便に乗り換えです。ダラス・フォートワース空港は全米最大、世界でも一番大きな空港だと聞きました。実際に行ってみたら予想以上に広かった。琴姫三人とスタッフの女性一人の4人はあちこち迷いながら歩きました。日本で積んだ楽器や荷物などを一度全部受け取って、また国内便にチェックインしなければならないのです。 搭乗口までモノレールのような電車に乗って向いますが、20分近くも乗っていたような気がします!あまりにも広々とした空港を観てると気が遠くなりましたわ〜!


荷物を受けるところにとても親切な空港職員さんがいました。「これはどんな荷物ですか?」の質問に対して私たちは東洋のハープのような楽器ですよと答えました。コンサートのために、わざわざアメリカまで来てくれたのか…Welcome to Americaとさらに親切に全員の荷物を国内便預かりのところまで運んでくださいました。彼がいなかった私たち、また迷っていたでしょうね。Thank you very muchとお礼を言って別れましたが。後なって、あのオジサマにチップを上げなくてはならなかったのだと気づきました。それが風習だとアメリカ滞在中につくづく分かりました。

日本に戻る日もダラスで乗り換えるので、またあのオジサマに遇えたらいいなぁ!ちゃんとお礼をしましょうねと三人で話しましたが、残念ながら帰りは荷物の方は直行で運んでもらうため、会えなかった。それが心残りとなりました。チップの習慣のない私たちにとって、本当に難しいカルチャーでした。

ワシントンの地下鉄

ホワイトハウスの前で

珍しい鳥たちを発見。おもわず追い掛けた

JICC内のロビー。ちょっとポーズをとった三人

終演後、日中の大使夫人と。

日中関係がちょっと緊張の中、こうやって両国の大使夫人がご一緒にお越しくださるのは極めて珍しいとのこと。

お世話になった市村愛子さんと

琴姫のアメリカ・ツアーの初日はワシントンDCのJICCでした。JICCと言うところは日本大使館の所有で日本の情報、文化など紹介する機関であります。ワシントンに30年以上住んでいる市村愛子さんという方がいらっしゃいました。食事の事からコンサートまですべて面倒をみてくださって、ワシントンに夜到着した私たちにおむすびを作ってくださったり、本番の日に一年前から準備された桜の葉の塩漬けに包まれた桜餅を持って来てくださって、その優しいお心に琴姫全員忘れられない思い出になりました。

DCでのコンサートは時間の関係があって、予定したプログラムより少し短くカットすることになりました。楽器の紹介コーナーがあって、それは通訳の時間を入れて10分以内に納まらないといけませんでした。リハーサルの時、この楽器紹介の練習が一番時間がかかりました。

2300年前に生まれた古箏おばあちゃん、1600年前のカヤグムお姉さん、また1200年前に中国から来た琴いもうと。もとは同じ血を持つ家族のような民族でしたが離れ離れになって暮らしましたが、今、こうやって再び出会って、悲しいやらうれしいやらそのハーモニーが異国の空に響き渡る。

ニューヨーク編

ニューヨークに着き、ロングアイランドにある伯母さんの家の前で>

ワシントンから約1時間のフライトでニューヨークJ.F.ケネディ空港に着きました。初めて、座席が2人掛けと一人掛けの小さな飛行機に乗り、とても不思議に感じました。でもアメリカのパイロットは本当にうまいですね!みんな軍隊出身かな〜とつい思ってしまいました。

伯母さんの家の近くのバイキング・レストランでお昼を食べていたら、私たちの周りに20人ぐらいの軍服を着たアメリカ兵がやって来ました。彼らは戦場から戻ってきたばかりのようで「わぁ!こんなご馳走は久しぶりだね」兵士たちの会話を聞いた従弟が私に小声で訳してくれました。

従弟兄弟もアメリカ国籍なので、特に下の従弟は医療関係の仕事をしているから、場合によってはイラクかどこに送られることもありえるとのこと。普段、平和な生活で暮らしている私たちにとって、とても理解しにくい話題でした。

ニューヨークシティに行く列車のホームまで伯母さんが送ってくれました。声も仕草も母によく似ている伯母さんを見て、母の事を思い出した(^O^)

暫くしたら、列車が来て35分ぐらいで終点のMineola Penn Stationに着きます。

Mineola Penn Stationの出口で従弟と待ち合わせし、マンハッタンにある坂本さんのスタジオまで送ってくれました。

あの9.11の現場です。従弟は今でも、目の前の現在ニューヨークの中で一番高いビルの中で勤めていますが、私の頼みで貿易センターの現場まで案内してくれました。あの事件後、彼は一度もここに来たことはなかったとのこと。あの悪夢の日のことを涙を浮かべながら話してくれました。

坂本さんのマンハッタンにあるスタジオにて。

その日はマネジャーさんと三人でワインを頂きながら、アメリカツアーの時の思い出や旭川でCM撮影の時のエピソートなど…思い出話が絶えなかった。懐かしかった。

明日はもうマイアミに行ってしまうので賑やかなタイムズスクエアへ従弟が連れて来てくれました。

マイアミ編

地元のテレビインタビュー中。強い日ざしと旅の疲れから姫たち全員眠たかった。

SHAKA‐A‐LEGのテラスにて。寝不足のせい?いつも寒く感じる私

夜になって、小さなクルーザーに乗り、私も運転させてもらいましたわ(^O^)

SHAKA‐A‐LEGでの本番中。その模様はインターネットで生放送となりました。

コンサート後、SHAKA‐A‐LEGのテラスでレセプションがありました。

北京の夜景にもよく似た風景でしたのでつい、写真を撮って…

今日はアメリカツアーの最終ステージです。Morikami Japanese Gardensのホールへ迎う前にSHAKA‐A‐LEGのJennyさんとシーフードレストランで。Jennyさんはとても明るい方で、帰りの車の中、私たちとずっといろんな歌を歌いながらホテルまで送ってくださいました。

Morikami Japanese Gardensの入口

さていよいよ本番。琴姫は真剣に化粧中。

こんな姿も撮られちゃった。絆創膏を取り替え中。

コンサート終了。琴姫もステージで記念写真。

マイアミ滞在の間、大変お世話になったJIMさんと。JIMさんは身体に障害を持った人のため、最先端の治療研究の仕事をしている方です。昼間のお勤めが終わったら、夜や土日にSHAKE‐A‐LEGでボランティア活動しています。今日でお別れなのでJIMさんから、三人に素敵なバレンタインデーのプレゼントを頂きました。

マイアミで司会と通訳して下さった日系人のアグネスさんと。上品な人柄を感じさせてくれる本当に素敵な方です。

たくさんの思い出を持って三人はマイアミ、アメリカとお別れです。 マイアミ空港にて。

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