姜小青 フォトギャラリー

カターニア国際音楽祭

2004年8月、作曲家・城ノ内ミサさんの曲、「幻華」〜古箏のために書かれた協奏曲をイタリアのカターニア国際音楽祭で演奏しました。ご存じの方が多いと思いますが城ノ内ミサさんは日本を代表する作曲家で日本国内や海外でも大活躍していらっしゃる方です。2年前に私のソロアルバム「悠」を作曲者兼プロデューサーとして手掛けてくださいました。私にとって城ノ内ミサさんの曲は繊細であり、明るい雰囲気の中、また何処か泣かせる場面があり、西洋風なアジア、エキゾチックな世界を作ってくれます。今回の音楽祭に参加できたことは大変光栄でした。

今回の曲「幻華」は城ノ内ミサさんにとると、古代の地にひっそりとたおやかに美しく咲く幻の花をイメージした作品だそうです。シチリア島の美しい土地で西洋のオーケストラをバックに中国の古箏の響きは、まるでシルクロードの旅が始まったかのようでした。その余韻は今だに頭の中に焼き付いたように残っています。本当に綺麗な曲でした。機会があれば皆さんに聴いていただきたいですね!

東京から十数時間のフライトを終えローマ空港着。 カターニアへの乗り換えを待っているところ 城ノ内ミサさんと

夕日が美しかったので写真を撮っていたら警備員が 来て、イタリア語で なんだか言ってました。 怒られたのかなぁ?

シチリア島のカターニアにて

リハーサルを終えてミサさんとはしゃいでます。

カターニアの街角で

初めての国だったので、どこでもスナップ

ベルリーニ音楽院で 二日目のリハーサルを終え オペラの名作をたくさん作曲したベルリーニの銅像前で

私、指揮の曽我大介さん、城ノ内ミサさん、打楽器の 馬平さん

エピソードをひとつ:「幻華」の中にウィグル族の音階が出てくるので、急遽馬平さんの蛇の皮の新疆ウイグル族の手鼓を使うことになりました。でもワシントン条約の制約の為に持って行けないので友人の牛の皮の手鼓を借りましたが、後で確認したら牛の皮ではなくてロバの皮の手鼓でした…ハハハ。

ベルリーニ音楽院の中でのリハーサル風景

イタリア、ルーマニア、スペイン、ドイツ等からの奏者を交えた音楽祭特別編成インターナショナル・オーケストラ

曽我さんの指揮は大変明確で、初めてコンチェルトを体験する私でもほっとします。

タオルミーナにあるギリシア劇場遺跡にて

同じくギリシア劇場遺跡

地中海に面したタオルミーナの街を見下ろす

カターニアの街角にて

カターニアの街

泊まったホテルのプールにて

泳ぎたかったなぁ。

カターニアの街にはこのような石像のある建物が多く歴史を感じさせます。

カターニアの街

日本では見かけないイタリア製バイクがいっぱい。しかもヘルメットをかぶってません。

2004年8月10日 イタリア・カターニア国際音祭2004 城ノ内ミサ作曲「幻華」の本番

終演後、会場となったラマッカ市から、城ノ内ミサさん、曽我大介さん、そして私も表彰されました。

終演後、緊張が解けた私

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