姜小青 フォトギャラリー

日中平和友好条約締結25周年記念 (2003年度文化庁国際芸術交流支援事業)
〜天平楽府〜シルクロ−ドの響き〜 中国公演

天平楽府のメンバーとして2004年3月5日から13日まで、文化庁の派遣で中国の北京・西安・上海の三カ所で公演しました。天平楽府というのは正倉院で大切に保存されて来た1200年程前の楽器のレプリカを演奏するグループです。これを中国のみなさんはどのように受け入れてくれるだろうかと、出発前は少し不安な気持ちでした。というのは、これらの楽器は飛鳥時代に中国から渡って来たものですが、中国の方はその間にすべての民族楽器に手を加えて改良し、当時とは違ったものになっているからです。

今回、この古い楽器をその故郷に連れて帰り、現代の中国の人々に紹介することになったわけですが、心配とはうらはらに各地の会場では、ほぼ満員となり、音楽関係者の間では大変話題を呼びました。私個人ではステージから両親や友達、学生時代の恩師のお顔を拝見出来たり、長年離れていた土地でコンサートが実現できたことで、別の嬉しさを感じました。

天平楽府 北京中山音楽堂

北京中山音楽堂のリハーサル室にて。

他のメンバーより一日遅れて北京入りした私ですが、元気そうな仲間たちを見てほっとしました。北京の寒さに負けてないようですね。なにしろ外はマイナス10度前後ですから。

手前は菅原朋子さん(箜篌)、奥に見えるのが私、右が井上麗さん(箜篌)。

高畠一郎さん(箏)とふざけてツーショット。後ろの馬平さん(打楽器)がまじめに楽譜を見ながら構想を練っているまじめな姿を見ると、ちょっと反省します。

北京での開演前、中国文化部の皆さんと記念撮影。

二列目左から三番目が天平楽府のリーダー劉宏軍先生です。

北京での終演後、2年ぶりに会った私の学生時代からの大親友・趙家珍女史(古琴)と記念撮影。彼女は現在中央音楽学院の教授を勤め、中国古琴の演奏家です。

著名古琴教育家と演奏家呉文光先生と。実は呉先生は私の母と中央音楽学院附属中等学校時代の同級生でもあり、私は20年振りぐらいに先生とお会いできて、とても嬉しいひとときでした。

天平楽府 西安唐華賓館劇場にて

西安市内のレストラン街夜景。

餃子の起源は中国の西安からと聞きまして、餃子を食べに行きました。この餃子宴では200種以上の餃子を食べられます。私たちはコースの方を注文したので、その一部を頂きました。もちろん美味しかった。

今回のハードスケジュールの中、時間を作って西安の名所大雁塔慈恩寺に行きました。三蔵法師の銅像の前で。

そういえば、97年から99年には朝日新聞社創刊120周年記念企画「三蔵法師の道」プロジェクトの音楽を担当した事を思い出しました。三蔵法師は日本の皆様にも大変愛されていますね。

西安で宿泊した唐華賓館ホテル。中国スタイルの建物の中、気持ちよく二日間を過ごしました。

上海音楽学院の友人古筝先生王尉女史に会いに行った時に、私の恩師項斯華先生がカナダから戻って学校で講演していらっしゃると聞き、あまりにも嬉しかったので先生の講演の姿を横から写してしまいました。二年前に北京で食事して以来、相変わらずお元気そうでした。

上海音楽学院の楽器博物館の中。 大きな編鐘の前ではしゃいでいるメンバーたち。

左から、金子朋沐枝(尺八)、馬平(打楽器)、森岡万貴(打楽器)、高畠一郎(筝)、伊勢友一(打楽器)

撥弦楽器の皆さん。

天平楽府の時にはこのようなドレスを身につけます。21弦の古筝を弾く時とはまったく違うので、別の緊張感があり楽しいです。

天平楽府 上海大劇院小ホールにて

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