姜小青 ときどき日記 2011年6月27日(月)

東京の梅雨明けはあともう少しのようですが、猛暑のような暑さが先週からやって来ました!

今年の夏は省エネ、節電を常に心がけていきたいですね(笑)

昨日、私の母校の恩師である二胡の劉長福先生の来日公演に出演させていただきました。

一部では二胡の愛好家たちからの質問にお答えする形で、熱心に二胡を勉強している皆さんの質問に劉先生のユーモラスな話し方に会場から、笑い声がたびたび出ていました。でも、なかなか答えにくい質問に劉先生がたじたじする場面もあって(^-^;いろんな意味で日本中は相変わらず二胡フィーバーがまだまだ続いていると感じました(笑)

私も学生に戻った気分で一部の講演を客席で観させていただきましたf^_^;

劉先生と終演後

今回の出演は先生の伴奏のみです。本来なら、二胡の伴奏は揚琴のお勤めなのですが、古筝一台で今回のような大曲ばかりのプログラムを任せてくださったのは、主催者のラサ企画さんからの信頼と大胆な挑みではないかと思いました…(笑)

リハーサル風景

月夜、陽関三畳、草原上、秦腔主題随想曲、蘭花花叙事曲の全曲の伴奏を勤めることは私にとっても初めての経験でした。ほぼ一ヶ月前から、伴奏のアレンジを書いたり、参考として様々な音源資料を聞いたりして、少しずつ準備してきました。

ご存知ない方が多いと思いますが、古筝と言う楽器の基本チューニングはペンタトニック(五音階)となっています。半音のない調弦なので半音を出す時に左手で弦を圧します。曲の中に転調があった場合は古筝のコマを動かして移調します。ですから、古筝奏者にとって、転調というのは結構厄介なものなんです(笑)

特に今回の「蘭花花叙事曲」は七回の転調があり、劇的なアップテンポと速さの中で行われますのでなかなか厳しいものでした!でも真面目に『特訓』したおかげで、劉先生にも大変喜んでいただけて(^O^)/終演後に「蘭花花叙事曲」の古筝バージョンをいつか中国で発表したらとすすめられました(笑)

古筝一台でこのような共演が出来たことは私にとって、とっても良い勉強となり、古筝の転調に対して、ますます自信が出て来ました(笑)


12日には恒例の須賀菖蒲園ロビーコンサートに出演。一年ぶりの馬場さんとの再会、そして、尺八の善養寺恵介さんとの共演、とても楽しい一時でした(^O^)

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