姜小青 ときどき日記 2005年5月7日(土)

今日はサンフランシスコでの最後の日、またコンサートの日でもあります。

昨夜、ニューヨーク在住の伯母さんから電話があって、私の従弟が今日のコンサートのためにニューヨークから飛んで来るとのこと。アメリカへ行く前から伯父さんたちが来るかもしれないと言ってましたが、結局お休みが取れないため、逢えるのは諦めていました。でもこの電話を聞いて、何だか一瞬感激して涙がこぼれそうになった。従弟はアメリカの大手企業に勤めていて、あの9.11の時に47階から階段で脱出、一命を取り留めた彼です。あのテロ事件以来、今回逢うのは初めてです。

5時ごろに教会に着き、ステージで古箏を調弦していたところにGeorge Winstonさんが来ました。とても優しそうな人なので、私のヘタな英語で挨拶したあと暫くしてから、日本の友人たちからGeorgeのサインをいただいてほしいと頼まれたことを伝えました。親切に名前まで書いてくれて、とてもうれしかった。実は近年、彼は劉先生とよく一緒にジョイントしていまして、お二人はとても仲良しです。今夜はハーモニカで先生と2曲を演奏します(^O^)

従弟の飛行機が遅れて、逢えたのは午後の4時でした。気のせいか、昔は明るいスボーツマンだった彼ですが、何だかちょっと落ち着き過ぎたぐらいにイメージが変わってました。精神的にどれだけ辛い思いをしただろうね!コーヒーショップで飲みながらまた9.11の話を聞かせてくれました。本当にあのような事件は二度と有ってはいけないですね。

でも明るい話もありした。つい先月、長年お付き合いした彼女と北京で式を挙げて、内の両親や親戚、それから、アメリカから友人、家族などが集まってとても盛り上がったとのこと。これからは命を大事に幸せに過ごしたいと言ってました。今夜の『月の涙』は祈りながら弾くのは間違いないでしょうね!

今回、馬平さんがパーカッション以外にピアノの伴奏で『戦場のメリークリスマス』や『ラストエンペラー』を弾いてくれました。George Winstonさんがずっと客席で聴いていまして、緊張しないかなと思って馬さんに意地悪に聞きました・・・(^O^)

でも今日の演奏は本当に素晴しかった。自分もうまくいったし、教会の中だからかな、以外と最後まで落ち着いていました。千人ぐらいの観衆から盛大の拍手を頂けました(^O^)/アンコールの時は劉先生と手を繋いでステージに上がって本当に幸せな一時でした。 (プログラムはこちら

根津さんの掛け声で会場も盛り上がりました。

馬平さん、根津さん、王偉さん(アメリカ在住)の即興演奏。

撮影:Philip氏

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