姜小青 ときどき日記 2004年11月3日(水)

昨日は11月だと思えない程、本当に暑かったです。都内でリハーサルがありましたが、スタジオの中には冷房をガンガン入れてました。今、本当に11月かなぁ?

今朝早く、新橋の浜離宮に行きました。天平楽府のコンサートがあります。

先日の公演前に箏のケースを開けると、箏の弦が一本切れていました、本当に困ったなぁ!前も同じことがありましたが日本琴奏者の高畠さんに取り替えて貰ったので危機感を感じませんでした。今回は一人だから火事場の馬鹿力と言うか、何とか換えられて、本番に間に合いました。

天平楽府で使う筝は、私が常に使っている21弦の古箏とは構造が違うのです。古箏の場合は一本ずつ張りつけてありますが、この復元した箏は現代の日本琴の弦の付け方と同じく一本の絹でできた弦で13本に回して付けているからです。絹の弦なので気候や温度によって切れやすいので、リーダの劉先生にナイロン弦に換えてくださいとずっとお願いしていましたが、いつも拒否されます。確かに唐の時代にナイロン弦はありませんよね!もっと素早く弦の取り替えができるように練習するしかありません。今日文化の日にふさわしい一日となりました。

天平楽府で使う13弦の筝

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